こんにちは、ぎばです。
今日は春一番が吹くそうです。とっても暖かい。
大好きなサンドウィッチマンさんのラジオをradikoで聴きながら、家の掃除をしてマフィンを焼きました。チョコレートのいい匂い。最近甘いもの食べたい欲を満たすために手作りお菓子にはまっています。もちろんホットケーキミックスさまさまですが。
そういえば、大河ドラマで紫式部の物語をやっていますね。高校生の時、漫画の『あさきゆめみし』が流行り、友達に借りて全巻読みました。白黒のイラストで、当時の髪形や装束がみな似ているため、どれが誰なのか途中で分からなくなるという…
大学時代は文学部日本文学科で近世を専攻していたのですが、源氏物語の講座もとり少し学びました。おもしろかったなぁ。また機会があれば勉強したいものです。
大河ドラマのほうは色々と突っ込みどころが多いものの、一応観ています。ただ、清少納言の登場がよかった。ファーストサマーウイカさん演じる清少納言は、私の中のイメージにぴったりだったのです。思わず笑ってしまいました。
というのも、高校生ぐらいの時に父が買ってきてくれた『枕草子REMIX』(酒井順子 作)が大好きで、いまだに手元に置いているのですが、私はその清少納言さんのファンなのです。
この本はもちろん枕草子から抜粋された原文とその訳文が掲載され、酒井順子さんの楽しい解説も入り、至極真面目な本なのですが、なんと作者と清少納言の対談(!?)も書かれています。
頭脳明晰でプライドが高く、好奇心旺盛で強気、夢見る少女でもありおてんばで、ちょっと意地悪で感受性豊かで…この本に描かれる清少納言は、学校の授業で学ぶ彼女とは違い、実在した人物なのだなぁと実感することのできる生き生きとした女性です。古典文学にそもそも敷居の高さを感じるような人がいれば、ぜひおすすめしたい一冊です。
昨日はまた隙間時間で図書館へ行きました。
あまり時間がなかったのでお目当ての児童書探し。葦原かもさんの『うみのとしょかん』という本が面白いときき読みたかったのですが貸出中で…代わりに同作家の『とどけ、サルハシ!』という本を立ち読みしてきました。
主人公のりょうは、図工の時間にうっかり友達の絵を汚して泣かせてしまいます。わざとじゃないのに先生に怒られて、みんなからもはやしたてられ、上手に謝れずに校庭に飛び出していくと、突然しゃべるテナガザルが現れて…というようなストーリーで、このあと主人公は不思議な体験をするのですが、これがシンプルに良かった。
わざとじゃないけど悪いことをしてしまった時、素直に謝れないことありますよね。
また、わざとやったと決めつけられて悲しい気持ちになることも、うまく説明できない子どもの頃はあったなーと思います。
友達とは仲直りしたい。けどどうしたらいいかわからない。そんな気持ちがやさしく描かれていました。
対象年齢は小学校低学年となっているため漢字にフリガナがふってありましたし、イラストもたくさん入っています。娘にもおすすめしましたが、さっそく学校図書館で探してみると言っていました。
ラストは仲直りできて心もすっきり笑顔にっこり。ありがちなストーリーだけど、はじめて児童書を読み始める子どもたちには、ぜひこういうお話から読んでもらいたい、そんな一冊です。